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2022.05.28

異物誤食に対して胃切開による摘出を行った症例

症例は10ヶ月のわんちゃんです。
もともとなんでも食べてしまう子で今回は20cmほどのコードを食べてしまったとのことで紹介来院されました。

X線検査にてコード状のものを認めたたため内視鏡での摘出を検討しました。
またオーナー様のお話でなんでも食べてしまうとの情報があったため、他になにか食べていないか確認するためにCT検査も提案しました。

全身麻酔下でCT検査を実施するとコードの他にも食べていることが判明し、内視鏡で胃内を確認するとX線画像には映らない縄の端のようなものも見つかりました。

これらの検査により胃内にある異物をすべて確認し内視鏡のみでは摘出は難しいと判断したため、胃切開による摘出を実施しました。


現在は退院し元気にすごしております。

X線画像です。
胃内にコード状のものがみられます。

CT画像です。
X線画像よりもわかりやすく異物が描出されます。

異物を摘出したときの画像です。

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