腫瘍外科医として有名である生川総院長のもとで勤務しはじめ、はや10年以上が経ちました。総院長との出会いは、在学中の講義でした。当時はまだ数人しかいなかった「獣医腫瘍科認定医I種」としての総院長の講義を受講。それがキッカケで腫瘍を専門的に学んでみたいと強く感じたのが、いまの私の基礎となっています。
腫瘍の知識と技術を身につけるため、2012年から3年間、神奈川の麻布大学へ通いました。毎週、三重県と神奈川県の往復というハードワークでしたが、認定医になるという目標のため当時はがむしゃらでした。ほかの先生たちが私の不在をカバーしてくれたり、病院からは交通費の補助をいただいたり、本当に感謝しています。無事に「獣医腫瘍科認定医II種」の資格も取得できました。
症例数の多い三重動物医療センターは、ほかの病院から紹介された2次診療も頻繁です。専門的な知識や技術を求められることも多いのですが、チーム医療=ほかの医師や看護師との連携やサポートがあるから心強い。総院長やアドバイザーの先生方にも助けてもらいながら、自然とスキルアップできるのが魅力です。