2022.04.21
上腕部浸潤性脂肪腫に対して外科手術を行った症例
症例は11歳7ヶ月のわんちゃんです。右上腕の腫瘤に関して精査と治療を目的に当院に紹介で来院されました。
来院時足を痛がり着くのを嫌がるほどでした。
全身麻酔下にてCT検査と一部組織を採取し検査を実施し、浸潤性脂肪腫と診断しました。
その後、外科的に切除しました。腫瘍は筋肉の間に入り込みさらに圧迫し、神経も腫瘍に入り込んでいる状態でした。
浸潤性脂肪腫は組織上では良性の腫瘍でありながら、局所侵襲的に他の組織を巻き込みながら増殖します。
現在は退院し順調な経過を得ています。