外科

当センターにおける外科手術に関して
すでに当センターに受診していただいている患者様、また多くの病院様からご紹介いただき、当院では一般的な手術から難易度の高い手術まで幅広く多くの外科手術を実施しております。
外科手術に関してはさまざまな術式や治療法が存在します。また多種多様な年齢、種類、病気や進行度がある中で、それに対して治療法はひとつとは限りません。我々は動物医療のプロとして、その都度、わんちゃん、ねこちゃんとそのご家族にとってベストな治療法をご提案しております。
専門的な知識と技術で適切に対応することができ、さまざまな病気に対して治療の実績を残しています。外科手術に関して世に出ている多くの文献以上の良い成績を得ています。
手術、入院、リハビリ等一貫して対応できますので、ぜひご相談ください。
外科手術一覧
年間1200件以上、月平均100件以上の麻酔を実施しております。
以下に当センターで行っている手術を一部ご紹介します。
腫瘍外科
- 鼻腔内腫瘍
- 脾臓腫瘍
- 皮膚腫瘍
- 副腎腫瘍
- 胸腺腫
- 前立腺腫瘍
- 眼瞼腫瘍
- 口腔内腫瘍
- 消化管腫瘍(食道、胃、小腸、大腸)
- 皮下腫瘍
- 甲状腺腫瘍
- 前縦隔内腫瘍
- 膣腫瘍
- 眼球腫瘍
- 肝臓腫瘍
- 乳腺腫瘍
- 腎臓腫瘍
- 肺腫瘍
- 骨腫瘍
- 膀胱腫瘍
- 耳道腫瘍
整形神経外科
- 橈尺骨骨折
- 骨盤骨折
- 前十字靭帯断裂
- 頸部椎間板ヘルニア
- 断指術
- 中手骨骨折
- 膝蓋骨脱臼
- 大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)
- 顎骨骨折
- 大腿骨骨折
- 肩関節脱臼
- 胸腰部椎間板ヘルニア
- 断脚術
軟部外科(腫瘍外科以外)
- 避妊手術(腹腔鏡手術対応可能)
- 子宮蓄膿症
- 会陰ヘルニア
- 腹壁ヘルニア
- 去勢手術
- 帝王切開
- 鼠径ヘルニア
- 横隔膜ヘルニア
- 潜在精巣
- 胃拡張・捻転症候群
- 臍ヘルニア
- 唾液腺嚢腫
消化器
- 消化管腫瘍(食道、胃、小腸、大腸)
- 胆嚢粘液嚢腫
- 消化管内異物
- 門脈体循環シャント
- 消化管閉塞
- 消化管全層生検
呼吸器
- 鼻腔内腫瘍
- 頸部気管虚脱
- 軟口蓋過長症
- 外鼻孔狭窄(鼻鏡形成)
胸腔外科
- 肺腫瘍
- 肺葉捻転
- 心嚢膜切除
- ペースメーカー埋込術
- 胸腺腫
- 肺膿瘍
- 胸腔ドレーン設置(気胸、胸水、乳び胸、膿胸)
- 前縦隔内腫瘍
- 血管輪異常
- 胸管結紮
泌尿器
- 腎臓腫瘍
- 膀胱腫瘍
- 尿道結石
- 前立腺腫瘍
- 膀胱結石
- 会陰尿道造瘻
- 膣腫瘍
- 尿管結石
眼科
- 眼瞼腫瘍
- 瞬膜フラップ(角膜潰瘍に対して)
- 角膜縫合
- シリコン義眼挿入術
- 眼球腫瘍
- コンタクトレンズ装着
- 瞬膜腺脱出(チェリーアイ)
- 眼球摘出術
- 水晶体脱臼
- 硝子体内ゲンタマイシン注入術
口腔外科
- 口腔内腫瘍
- 乳歯抜歯
- 歯削り
- 口蓋裂整復
- 抜歯
- 扁桃切除
- 口腔鼻腔瘻
その他
- 外耳道切除
- 食道チューブ設置
- 骨髄穿刺・生検
- 全耳道切除
- 鼻カテーテル設置
- 外傷縫合
- 胃瘻チューブ設置
- 肝生検(腹腔鏡手術対応可能)
麻酔・疼痛管理に関して

獣医療では手術だけではなくCT検査や内視鏡検査などの検査においても全身麻酔が必要となります。
当院では全身麻酔に加え鎮痛薬や局所麻酔を併用し、より安全な麻酔を実施しております。
また非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)やオピオイド系鎮痛薬(フェンタニルなど)を使用し持続的に術前、
術中、術後に渡り疼痛管理を徹底しております。
手術前の注意点
- 手術に関しては基本的に全身麻酔となります。安全な麻酔を行うために症例に合わせて術前に一般身体検査、血液検査、画像検査(X線検査、超音波検査)を必要に応じて実施します。検査結果からリスクを評価させていただき、麻酔および手術に関して丁寧なインフォームド・コンセント(治療に関して十分な情報を説明し、同意を得ること)を実施します。
- 緊急時を除き、手術はすべて予約制となっています。事前に日程を決めます。
- 手術時に食事は前日の夜を最後にしていただき当日の朝は与えないようにしてください。飲水は当日の来院2時間前まではしていただいて大丈夫です。
- 手術当日も受付していただき診察、検査を受けてください。その後に患者様をお預けしていただきます。
手術後の注意点
- 術後は入院から退院まで安心していただける治療および看護を心がけております。入院中は診察時間内であれば、何度でも面会していただくことが可能です。
- 集中治療室を設置し重症患者に対応するため、酸素濃度、室内温度、室内湿度を管理しています。
- 小型犬から大型犬まで動物の体格にあった専門入院室を備えております。また猫専用の入院室も備えております。(冷暖房完備)
- 入院の際に必要なものは基本的に揃っています。毎日飲んでいるお薬や普段使用している毛布やおもちゃがあればお預かりさせていただくこともできます。(紛失防止のためお名前の記入をお願いしております。)
- 退院日が決まり次第ご連絡いたします。
- 手術実施の約2週間後に抜糸を行います。