059-320-3939
診療時間
9:00〜11:30/16:00〜19:00
休診日
水曜日・日曜祝日午後

教育制度

教育制度

三重動物医療センターが目指すのは、「本物の獣医療従事者」を育てることです。
マニュアル的な診断ではなく、患者さん1頭1頭を診て、それぞれに合う適切で的確な診断を自分で行い、高度で正確な技術で治療を行うことができるようになるために、基礎からしっかり指導していきます。

成長イメージ

1年目獣医師成長イメージ

1ヵ月目 予防や点滴診療からスタート。
1~2ヵ月目 一般身体検査、尿検査、レントゲン、下痢診療などの基礎疾患の診察に入る。
5ヵ月目 手術助手に入り始める。
6ヵ月目 皮膚や各専門の診察なども始めていく。
12ヵ月目 猫の去勢手術の執刀に入る。※手術方法をスライド等で発表後手術に入ります。

入って1週間程で診察に入り始めますが、裏で先輩獣医師が待機し、すぐにフォローできる体制をとっています。
また、手術は、しっかり基礎をかため、知識確認をした後、必ず先輩獣医師と一緒に入るため、確かな知識と技術を安心して学べる環境です。

1年目看護師成長イメージ

1年目は先輩看護師の補助に入りながら基本知識と技術を身につけます。

~3ヵ月目 検査機器の使用方法、簡易保定、予防薬の説明、簡単な問診、ホテル、入院動物のお世話、手術の準備を習得する。
~6ヵ月目 受付、会計業務、基本検査、薬の用意、麻酔導入補助、手術外回り、簡易処置を習得する。
~12ヵ月目 難しい保定、急患対応、基本症例手術補助、麻酔管理、入院患者管理を習得する

獣医師に指示されてのみ動くのではなく、獣医師の指示の前に自ら動ける看護師に成長できるよう、小動物臨床についての概論や各疾病についても学習します。また、電話対応など基本の接遇についても学びます。

学ぶ環境サポート

院内セミナー

院外セミナーへの参加補助制度もありますが、勤務しながら院外のセミナーに参加することは、体力的にも大変です。 また、診療もあるため、全員が同じセミナーに参加できるわけではありません。
当センターでは、全員が最新の情報に触れ、スキルアップできるよう、各診療科の著名な講師方をお招きして院内勉強会を定期的に開催ています。

勉強会開催実績(一部)
・岐阜大学 前田貞俊先生 内科セミナー
・日本小動物がんセンター 小林哲也先生 腫瘍科セミナー
・あいち動物眼科 三輪幸祐先生 眼科セミナー

研修制度

勤続3年以上の獣医師対象に、大学への研修制度を導入しています。より専門的な知識や技術の習得のため病院全体でサポートしています。

研修先
・麻布大学腫瘍科 など

ベテランでなくプロフェッショナルに

月日が経てば必ずベテランにはなりますが、プロフェッショナルになれるかは別です。プロフェッショナルになるためには“どこで経験を積むか”ということが大きく影響します。最初は誰もが未熟で、周りを真似しながら少しずつ成長し、自分のスタイルを確立していきます。
手本となる存在がいる環境であるか、プロフェッショナルたちが育った実績があるのか。
どちらもある三重動物医療センターだからプロフェッショナルを目指すことが可能なのです。

三重動物医療センターで育った
プロフェッショナルの紹介

1年目から、プロフェッショナル獣医師たちからの教育を直接受けることができ、いつでも相談することが可能な環境となっています。

田代

■獣医循環器認定医
■iVEAT小動物腹部超音波検査修了

循環器専門診療科を設立し、現在では腫瘍科と並ぶ、三重動物医療センターの代表診療科となっています。
紹介患者様も増えており、多くの循環器症例の診療を間近で見ることが可能です。

福田

■獣医腫瘍科認定医Ⅱ種

強みである腫瘍科は、周辺病院だけでなく、遠方からも難しい症例の紹介患者様が三重動物医療センターを頼って数多く来院されます。
これだけの多くの腫瘍科症例に触れられる病院は全国でもなかなかありません。

吉田

■2024年 獣医整形外科 AOvet Principles Course 修了
■2022年 獣医整形外科 Movora TPLO Seminar 修了
■2022年 獣医整形外科 TPLO Course(Fixin)修了
■2021年 日本小動物整形外科協会 認定プログラム

整形外科は、高い外科技術と設備が必要な分野ですが、それでけではなく、手術をすべきかの判断や術後のフォロー・リハビリなど飼い主様としっかりコミュニケーションを取った上で、治療プランを立て、長期的に進めていくことも必要とされます。
技術だけでなく、飼い主様との向き合い方、どのように治療を進めていくかも学べます。

太田

■動物麻酔基礎技能認定医

麻酔科医は、ただ麻酔をかけるだけでなく、術前(治療前)、術中(治療中)、術後(治療後)のコンディションを見守り、順調に回復するまでの管理・コーディネートをします。『麻酔から目覚めることは当たり前』だと飼い主様に思われることが多いですが、安全に麻酔をかけるためには、幅広い知識と技術、冷静な判断が求められ、精神的負担がかかることもあります。
独学ではなく、麻酔認定医がいる環境でこの分野を学べることは大きな意味があります。

津出

■IVEAT小動物腹部超音波検査修了

安全かつ正確な超音波検査を、体に負担をかけることなく行うためには、多くの知識と早い判断力で見落としのない診断が必要です。
そのためには、数多く経験することが絶対的に必要で、その診断が正しかったのか相談できる存在がいることは、早い成長につながります。

松本

■第1種放射線取扱主任者試験合格

放射線治療は、腫瘍の種類や大きさ、状態によって照射方法や回数など治療方法が大きくことなり、それぞれの患者様に対し治療計画を立てます。
放射線治療の設備があり、専門的な知識を有する獣医が在籍する動物病院は数少なく、腫瘍科の症例の多い三重動物医療センターだから学び、経験を積める分野です。