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2022.05.28

異物誤食による腸閉塞に対して腸切開手術を行った症例

症例は1歳3ヶ月の猫ちゃんです。来院前日から頻回に嘔吐していて食欲がないとのことで来院されました。

何かを食べてしまったということも見ていないとのことでした。
各種検査を実施し、超音波検査や無麻酔CT検査により異物による腸閉塞の可能性をお伝えしました。

全身麻酔下にて再度CT検査を実施し、開腹を行い小腸切開を行い異物を摘出しました。
果実の種が詰まっており、その前方がかなり拡張している状態でした。早い段階で飼い主さんが気づき連れてきていただいたのでひどくならず手術は無事終わりました。

現在は退院し順調な経過を得ています。

猫ちゃんなどは飼い主さんの見ていないところで何かを拾って食べてしまったり、毛玉を詰まらせてしまうこともあります。
日々注意深く観察するのは重要なことなのです。異変があれば早めの来院を。

CT検査画像です。
中央部のものが異物です。

手術時の写真です。
腸を切開し異物を摘出しました。

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