腫瘍
鼻腔内腫瘍
鼻の中にできる腫瘍で、発生した場合はほとんどが悪性で、進行するほど予後が悪くなります。症状として鼻汁やくしゃみ、鼻出血などが認められます。高齢でシェルティーなどの長頭種に発生しやすいとされています。
一般的に転移率は低く、局所の悪化により死亡するため、局所治療が重要となります。根治は難しい腫瘍ですが、
当院ではCT検査、超音波乳化吸引装置を駆使し、腫瘍の局所制御を行うことで、QOLの維持と生存期間の延長を目的とした治療を行っています。
主な症状
鼻づまり、鼻血、いびき、くしゃみ、呼吸がしづらいなどの症状がみられます。ひどくなると、顔の形が変わったり、顔面麻痺になることもあります。
こんな事はありませんか?
- 鼻水、鼻血が出たり、いびきやくしゃみ、呼吸がしづらいなどの症状がある
- 比較的高齢
- 長頭種である
診断
鼻の中に管を入れて吸引し、採取した細胞をもとに病理組織学的検査を行います。CT検査が有用で、腫瘍が鼻のどのくらい広がっているのかがわかります。
症例
超音波乳化吸引装置を用いた治療を行っている写真です。
