椎間板ヘルニア
頸椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニア(椎間板の脱出)が頸部で起きた状態です。頸部の脊椎は7椎体あり、そのうち第2頚椎から第7頚椎まで椎間板が存在します。ミニチュアダックスフント、ビーグル、ペキニーズ、チワワ、トイプードルなどの小型犬に多く、2歳以上に多く発症がみられます。
頭を下げると痛みを感じたり、体を固めてしまったり、首をすくめてしまうことがあります。ひどいものになると、体が硬直し、前後肢すべてが麻痺をおこします。
手術は背側と腹側から行う方法があります。CT検査や脊髄造影検査によって病変部を確認後、手術法を決定します。
主な症状
首が硬直し、ぎくしゃくした歩き方になる、首を動かすのを嫌がる、頭を低く保とうとするなどの症状がみられます。重度になると前肢と後肢がすべて麻痺します。
こんな事はありませんか?
- ミニチュアダックスフント、ビーグル、ペキニーズ、チワワ、トイプードルなどの好発犬種である
- 頭や首を触るのを嫌がる
- 首を硬直し、ぎくしゃく歩く
- 首を動かすのを嫌がる
- 頭を低く保とうとする
診断
神経学的検査、レントゲン検査、CT検査(脊髄造影下)などを行い診断します。
症例
頚椎6―7間の椎間板ヘルニアの脊椎造影検査CT画像です。
