腫瘍
膀胱腫瘍
膀胱腫瘍は尿路系の腫瘍の中で最も多く見られる腫瘍で、オスよりもメスに多く、高齢で発生します。犬では尿道の入口近くの膀胱三角という部分に発生しやすいとされています。
膀胱にできる腫瘍はそのほとんどが悪性です。症状が頻尿や血尿といった膀胱炎症状と同様のため、症状が続く場合は超音波検査をお勧めします。
治療は、外科手術、内科療法などがありますが、多くは緩和治療となります。
主な症状
血尿をしたり、何度も排尿したりする様子が見られます。膀胱炎の症状と一致するため、膀胱炎がなかなか治らない場合などは検査が必要です。
こんな事はありませんか?
- 膀胱炎、血尿が長く続く
- 排尿に時間が掛かる
- 痩せてきた
診断
尿を採取し、細胞診断を行います。超音波検査、造影レントゲン検査、CT検査も診断上で重要な検査手がかりとなります。
症例
写真は腫瘍切除、縫合後の膀胱の写真です。
腫瘍の発生した部位に応じて、手術方法を選択しています。
