腫瘍
腎臓腫瘍
腎臓腫瘍は犬では腫瘍の1.7%、猫では2.5%とされています。持続的な血尿やお腹の中のしこり、腫れなどから発見されます。手術においても大血管に隣接しているため、難易度の高いものとなります。
主な症状
血尿が見られることが多いです。その他にも元気の消失、体重の減少、腹囲膨満などが挙げられますが、腫瘍に特異的な症状ではありません。
こんな事はありませんか?
- 血尿が続く
- 痩せてきた
- お腹が張ってきた
診断
尿検査、超音波検査、CT検査、生検などを総合して診断します。排泄性尿路造影を行い、正常側の腎臓の評価を行い、手術の適応か否かを判断したりもします。
症例
犬に最も多い腎細胞癌の写真です。
腫瘍から血管を慎重に剥離しているところです。
腎臓が大きな血管に隣接しているため難易度の高い手術です。
