腫瘍
肛門周囲腺腫
高齢の未去勢犬に多く見られる腫瘍で、雄犬では3番目に多く、肛門周囲にある肛門周囲腺という分泌腺に発生する腫瘍です。
この腫瘍はホルモン依存性の高い腫瘍で、多発することも多いとされています。
通常は腫瘍の切除と去勢手術を同時に実施します。
主な症状
肛門付近で硬いしこりができます。それを気にして舐めて、血が出たり、ジュクジュクしたりしていることもあります。さらに腫瘍が大きくなると排便がしづらくなり、何度も排便のポーズをとるようになることもあります。
こんな事はありませんか?
- 去勢していない雄犬である
- 肛門の周りにしこりがあり、気にしている
- 排便がしづらく、何度も排便のポーズをとる
診断
腫瘍を触診、針生検を行い診断します。
症例
写真は肛門周囲に多発してみられた肛門周囲腺腫の写真です。
