一般外科
消化管穿孔
異物や腫瘍などの原因で消化管に穴が開いてしまっている状態です。腸管の内容物がお腹の中に漏れ、腹膜炎を起こします。腹膜炎を起こすと、状態が急激に悪くなり死亡することもあるため緊急手術が必要となります。猫ではひもを誤飲し穿孔することが多いです。
治療は手術により穿孔をおこした原因を取り除き、穿孔部分の閉鎖または穿孔した部位を含む腸管の切除が必要になります。
主な症状
お腹を触るのを嫌がり(腹痛)、ぐったりとします。嘔吐や下痢が見られることもあります。
こんな事はありませんか?
- 異物を飲んだ
- 腸にしこりまたは腫瘍がある
- お腹を触わると嫌がったり、痛がったりする
- ぐったりしている
- 嘔吐、下痢をする
診断
身体検査、レントゲン検査、超音波検査、CT検査等で原因である腫瘍や異物を確認します。
また血液検査で全身状態を確認します。
症例
腸管の黒い部分に穴が開いている写真です。
