循環器疾患
心臓腫瘍
心臓腫瘍はアフガン・ハウンド、イングリッシュセッター、ジャーマンシェパード、ゴールデン・レトリバーなどでよくみられる病気です。
主な症状
症状がないことも多いですが、腫瘍が心臓の機能を生涯したり、心タンポナーデ(心臓周囲に液体がたまった状態)を起こすと、虚脱、失神を起こしたり、元気食欲の低下、腹囲膨満、体重減少などがみられます。
こんな事はありませんか?
- 突然倒れる
- お腹が膨らんできた
- 元気、食欲がない
診断
身体検査(聴診)、心電図検査、超音波検査、CT検査を行い診断します。
症例
心臓内の腫瘍を超音波で観た写真です。
本来は血液で黒く描出されるはずの心臓内に白く塊が描出されていることがわかります。
当院では超音波にて心臓腫瘍が確認された場合は、可能であればCT検査を行い、より正確な診断を行う場合があります。
心筋に出来た腫瘍は手術で摘出することが出来ませんが、腫瘍の増大を抑制することで出来るだけ長く良いQOL(生活の質)を維持出来るように心がけています。
