腫瘍
卵巣腫瘍
避妊手術をしていない中~高齢の犬、猫で発生します。症状が特に無く、健康診断で偶発的に見つかることもあります。脱毛を主訴として来院され、それが腫瘍によるホルモン失調が原因となっている場合もあります。
卵巣腫瘍の中には卵巣腺癌や顆粒膜細胞腫という大きくなりすぎて破裂してしまい、腹腔内で出血を伴うものもあります。また、腫瘍は腹腔内に転移しやすいといわれています。
主な症状
主に異常発情や不規則な性周期が挙げられます。他にお腹が膨らんできた、元気がない、食欲がないなどの症状もみられます。ホルモンの過剰分泌によって、脱毛や貧血が見られることもあります。腫瘍が破裂するとお腹の中で出血し、ぐったりします。
こんな事はありませんか?
- 避妊手術をしていない
- 高齢である
- 発情の周期が不整である
診断
腹部の触診、血液検査、ホルモン検査、レントゲン検査、超音波検査、CT検査などを総合して診断します。
症例
大きな卵巣腫瘍を摘出している写真です。
