2022.10.24
犬の潜在精巣に対して外科手術を行った症例
3歳の柴犬のわんちゃんで、以前から片方の精巣が陰嚢内に降りてきていない「潜在精巣」の状態であるとのことで来院されました。
潜在精巣は様々な要因で発生してしまいますが、どのような要因であっても外科手術で精巣を摘出することが最も確実な治療法と言えます。
この子の手術は無事成功し、順調な経過を得ています。
潜在精巣を長期間放置してしまうと、一般的には中齢以降に腫瘍化してしまうリスクが高くなってしまうと報告されています。
もし潜在精巣に気づかれた場合は、早めに手術のご相談をしていただければと思います。
精巣が陰嚢内に収まっておらず、この位置で止まってしまっていました。