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2022.02.22

大腿骨頭壊死症に対して大腿骨骨頭切除を行った症例

9ヶ月齢のビーグルのわんちゃんで、右後肢の跛行ということで来院されました。

ほぼ足を上げており、右後肢の萎縮(筋肉の減り)が重度でした。

また、股関節を動かすことによる痛みを伴っていました。X線検査にて右大腿骨周囲の不透過性の亢進や辺縁の不整が確認されました。

と診断されました。

この病気は若齢の小型犬種で好発し、大腿骨頭の血流障害により、進行性の骨頭の壊死崩壊が生じ筋肉の萎縮や疼痛、脱臼により跛行を呈します。治療にはほとんどの患者さんで外科的治療が必要になります。若齢のトイ種に多いレッグ・カルベ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)ですが、今回の症例(ビーグル)でも大腿骨頭切除という外科治療を実施しました。

筋肉の萎縮が重度なこともあり、術後の理学療法を必要としましたが、徐々に足を使うことができるようになってきています。

手術前のX線検査画像です。画像左側の後肢が大腿骨頭壊死症を起こしています。

手術後のX線検査画像です。この症例は術前にCT検査も実施しているので膀胱内に造影剤が入っています。

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